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Interview

受講者インタビュー

井上義郎様

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受講者インタビュー

Basic Course受講修了

医療法人祥義会［医療法人］

理事長井上義郎様

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福島県と神奈川県で4つの医院を経営。「その人らしくを支える」をビジョンとし、脳梗塞等で食事ができなくなった患者に「もう一度好きなものが食べられるように」する嚥下機能訓練を得意とする。近年では、病気になる前の20代から関わりたいとの思いでサロン事業にも進出。

医療外の経営者と、対等に話せる経営者を目指して受講しました。

「井上さん、財務のこと勉強した方が良いよ。」と、知人に紹介されたことをきっかけにブラザシップさんを知りました。開業当初から、経営で重要なのは財務と労務の2点だと思っていたんです。最初は労務の方で苦労することが多くて…変わった人を採用してしまったり。それで、労務系のセミナーに参加して、ビジョンやミッションを整理するなど改善を進めてきました。ブラザシップカレッジを知ったのは、労務の課題が落ち着き、「次は財務だな」と思っていた頃でした。
ただ、Basicコースを受けるには、自分の診療を休みにしなければなりません。それがネックでしばらく受講を迷っていました。決め手になったのは知り合いの経営者の言葉です。正直、あまり理念に共感できないビジネスで成功された方なのですが、その方から「あなたは財務のことを知っているのか？」とマウントを取られたんです。元々負けず嫌いな性格なので、しっかりと答えられなかった自分が悔しく、それが受講の決め手になりました。
以前は「去年より悪くなかったから良いかな」くらいの見方でした。

思い返すと以前の経営管理はザルだったなと思います。医療法人の経営というのは医療保険によって診療報酬の額が決まっています。そのため日々の管理と言うと「人件費率が目安を越えなければ良いかな」くらいのもので、決算書を見ても「去年より悪くなかったから良いかな」くらいの感想しかありませんでした。税理士さんとの共通言語も無いので、PLやBSを見ながら、なんとなく話しているだけでした。
Basicコースで一番役立ったのは、やはり1日目の財務の話です。PLとBSが何も分かっていなかったので、講座で学ぶのは最低限の知識だと思うのですが、それだけでも本当に良かったです。ちょうど先日決算だったのですが、税理士さんと話していても「これなんでしたっけ」という疑問が減り、利益率の話などもできて、嬉しかったですね。2日目・4日目の理念や採用・育成に関する話は、過去に受けたセミナーと被る内容もありましたが、行動に移せていないことも多く、良い復習の機会になりました。
苦手意識のあった「数字」が分かるようになり、自信が付きました。

医療系の人間って、実は経営数値に関する勉強はしてこないんです。患者さんのためなら労働時間外でも働きなさい。採算も度外視で患者さんに尽くしなさい。そんな価値観の世界です。でも、そんなことをしていたら、利益もでないし、社員も食いっぱぐれてしまう。だから、数字を学ばなければいけないという意識はずっとありました。今回Basicコースを受講して、数字に関する苦手意識というか、穴だった部分が埋められて、自信が付いたなと感じています。それが一番良かったことですね。
また、先日、会議活性化講座も受講しました。実際の経営会議を見学して、「社員一人一人の事前準備や適切な目標設定が重要で、この会議は一夜にして実現できるものではないな」と感じましたが、目標として目指していきたいです。拠点が増えていく中、私がいなくても回る仕組みを作りたいと考えていることもあり、講義で加藤先生にお聞きした「任せて任せず」という松下幸之助さんのエピソードもとても参考になりました。

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