名古屋・東京の中小企業経営者向けビジネススクール|ブラザシップカレッジ

Interview

西谷 健治 様

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Advance Course受講修了

株式会社U-MAP[素材ベンチャー]

代表取締役西谷 健治 様

2016年に設立した名古屋大学発ベンチャー企業。「電子機器の熱問題」を新材料で解決することを目指す。2022年にはシリーズBとして7億円の資金調達を実施。名古屋大学の宇治原研究室で発見した新素材Thermalnite(サーマルナイト)を実用化し、「熱が逃げやすく冷めやすい、熱くならない部品」として電子機器に組み込むための研究開発を行っている。

  1. 経営を学ぶ必要性は認識していなかった

    ブラザシップさんを知ったきっかけはVC(ベンチャーキャピタル)の方からの紹介です。最初に出資いただいたVCの方から「腕の良い先生がいるよ」と松原先生を紹介されました。しばらくは税務顧問だけをお願いしていましたね。担当の松田さんからブラザシップカレッジの話も聞いてはいたんですが、実はセミナーが嫌いで…本などで自分のペースで学びたいタイプなんです。当時は技術的な課題をどうクリアするかという一技術者的な考え方が中心で、経営を学ぶ必要性もあまり認識していなかったですね。
    というのも、会社を立ち上げたシード期は、顧客の課題が何か/自社技術がそれを解決できるのか/サンプル販売の実績があるか等のほうが、数値計画よりも重視されるんです。だから自分が作成した計画書も技術的な話や開発スケジュールが中心でした。一言で言えば、最初は「こういうお客様が欲しいと言っているので」という理由があれば良かったんです。

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  2. 2度目の資金調達で経営への意識が変化

    考え方が変わったのは2020年に2度目の資金調達をした時です。めちゃくちゃ苦労しました。ビジネスモデルについても、財務諸表についても説明できないとお金が集まらない。なんとか10か月かけて調達したのですが、その経験から財務や経営を学ぶことへの重要感が高まりました。担当の松田さんからも何度もブラザシップカレッジをお勧めされていたこともあり、「そろそろ学ばなきゃいけないな」と。そうして2022年2月期のBasicコースに参加することにしました。
    受講して1番良かったなと思うのは、「数字を因数分解して考えるようになった」 ことです。事業で生まれる数字を因数分解することで、会社をいろんな視点で説明することができると学びました。そういう風に数字を管理するものだという理解はしていたんです。でも、自社で管理すべき理由や必要性を感じていなかった。それが、Basicコースを受講して、ミッションから経理のやり方まで一気通貫して学んだことで、「ああ、だからやらなきゃいけないんだ」と繋がった感覚がありました。

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  3. 0⇒1の間を可視化しないとお金が集まらない

    因数分解の具体例ですが、受講後は今後の売上について①お客様ごとの想定売上×②確度に分解するようになりました。うちの商品はまだ販売前なので、特に確度が重要だなと。そこで、決裁者は出てきているか/お客様側の3か年計画に盛り込まれているか等、確度の基準も考えました。技術の一担当者だけが「いいですね!」と言っている状態では確度はまだ低いですよね。こうして数字を分解することで優先順位を付けられるようになりました。
    部署ごとの予算も作成中です。研究開発ってめちゃくちゃお金がかかるんですよ。500万円の稟議が上がってきた時、「本当に500万円かけてよいか?」というのが判断できなかった。でも、部署ごとに予算があれば「その部署で投資を回収できるなら良いよ」と言えますよね。
    このように管理すると0⇒1の間が可視化されるんです。現状まだ売上は少ないので、数字だけ見れば「0だよね」と言われてしまう。でも、1まで至る数字を分解して見せることで「0.8まで来ているんですよ!」と言える。こうして可視化しないとお金が集まらないんだなと。今後はより解像度を高めるためfreeeも導入したいと考えています。

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  4. 「いかに堅実に事業を立ち上げるか」の視点が新鮮

    2022年8月にはAdvanceコースも受講しました。幹部と来るのがお勧めと聞き、技術開発リーダー/事業開発リーダー/社長室付の3名と参加しました。Advanceコースでは経営計画を作成するのですが、4人の認識がバラバラだったのでシェアしながら進めました。ミッション・マーケティング・組織戦略などの話は、これまで社内であまりしてこなかったんです。でも、これから事業をスケールしていく中で、それらの視点も重要なんだなと。自分はやはり技術的な視点が中心になるのですが、4人で参加したことで、役割分担しながら全体を考えることができて良かったです。講義が終わってからも会場に残って4人で話し込んでいましたね。会場が締まったらコメダ珈琲に移動したりして。
    スタートアップって「いかに時価総額を上げるか」という視点に行きがちなのですが、ブラザシップカレッジは中小企業向けで「いかに堅実に事業を立ち上げるか」という視点を学べたのは新鮮でした。最近、「イノベーションアカウンティング」という本を読んでいるのですが、こういう本を読み始めたのもブラザシップカレッジがきっかけです。追加で2名の社員にも受講してもらっていますし、本当に受講して良かったなと思っています!

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